あなたは両親に「ひとまず貯金はしておきなさい」といわれたことはありませんか?
私もそうでした。しかし、今の時代は貯金よりも投資です。
では、なんで両親は「ひとまず貯金しなさい」と言い続けたのでしょうか?
それは、「銀行の金利の違い」です。
くわしく説明していきます。
目次
投資よりも貯金が良かった時代
今と昔の銀行の金利の違い
昔は、貯金していくだけでお金が溜まっていく時代でした。実際には、1970年代には定期預金の金利だけで年間8%もつく時代がありました。
要するに、100万円を銀行の定期預金に預けておくと、一年間で8万円増えていた時代です。
今の時代は、銀行の定期預金の金利は0.001%です。(2019.9)1970年代は、今の8000倍もの金利の差があったわけです。
昔はお金の勉強も特別する必要もなく、貯金しているだけで、勝手にお金が増えていることが言えます。
定期預金は、1000万円までは元本保証が付いています。元本保証ありで年利8%の投資案件に投げれているという状態が1970年代です。
今の日本の保険の積み立ての運用でかなり良くても3%です。(パンフレットで3%と記載されている場合が多いがほとんどの場合はその運用益は出ない。)
リスクがなく、投資できるわけなので、お金の勉強を特にする必要なくただただ貯金するだけで資産が増えていくことがわかります。
無理にリスクを負ってまで、投資する必要がなかったわけです。
今の時代は、年利0.001%という時代です。100万円を一年間銀行にお金を預けていても、10円しか増えない計算になります。

引用:総務省統計局データ、ゆうちょ銀行プレスリリースより
これから、金利は上がるのか?
では、これから銀行の金利があがる見込みはあるのでしょうか?
おそらく日本は上がらないでしょう。
そもそも金利があがる条件として、どういった傾向があるのでしょうか。
ひとことでいうと、その国が成長していって、景気が良い状態のときに金利はあがります。
日本は現在、少子高齢化社会であり、これからさらに成長しなくなるでしょう。
経済成長率も1%台で成長しきった国といえます。これ以上景気がよくなる見込みは低いです。
日本も高度成長期の頃が金利が8%まで上がっていた時代もありました。その時は高度経済成長でバブル真っ只だかなので、どんどん成長していました。
これから、もう一度バブルが訪れると金利は上がると思われますが、少子高齢化社会へ加速していっているため見込みは少ないでしょう。
投資する必要もなかったバブル時代
バブル期は給料がうなぎ登りだったことが有名です。
投資しなくても、給料はどんどん増えていき、余った分をなんとなく貯金しておけばよかったのです。
日経平均株価も38,915と最高値をつけ、会社の業績も抜群によく、ボーナスで入社数年目で100万円も当たり前、給料もその会社にいるだけで能力関係なく給料UPの制度などもありました。
バブル期は、給料も馬鹿高く、お金は余る時代でした。その余ったお金をなんとなく貯金しているだけで、利息も高く自然とお金が溜まっていったわけです。
なので、お金の勉強をする必要がなかったわけです。
投資よりも貯金することが安全。
親が貯金が一番だと行っている理由は、貯金していると年利がよかった時代に生まれたから。の他にもう一つあります。
それは、「勉強してなくて、怖い」からです。
貯金は銀行が破綻しても1000万円までは保証してくれます。いわゆる元本保証があるということです。
なので、1000万円まではノーリスクということになります。
しかし、投資は基本的にリスクは伴います。いくら良い投資でもリターンがあるものは少なからずリスクがあるわけです。
昔は、ノーリスクの貯金という投資なので、貯金がいちばんの安全であり利率が良い投資先でした。
リスクを冒す必要がありませんでした。なので、お金の勉強もしていませんでした。
いまは、リスクをとって投資しないと老後破産などの金銭面的にどんどん不安定になる日本です。
これから、自身が勉強し、投資にたいする「怖さ」をなくしていきましょう。
まとめ
今回は、今の親世代や祖父母世代が貯金がいちばんだという理由について説明しました。
- 昔は貯金がいちばん良い投資商品だった。
- バブル期でお金がありあまって、余った分をなんとなく貯金していたら勝手に増えていた。
- 貯金がいちばんの投資商品で、ノーリスクで増えていたので、お金の勉強をする必要がなかった。そのため選択肢が貯金しかない。
今の時代は銀行の定期預金ではお金は増えません。あなたを心配している人が「貯金がいちばんだよ!」という人は、昔の高金利時代に囚われている人です。
しっかりと今のお金についての知識をつけ、自身のお金を着実に増やしていきましょう。
また、心配してくれる人はあなたのことを思って心配してくれています。
その人たちのためにも正しいお金の知識をつけて、情報をシェアしてあげてください。
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