仕事がFPということで、保険についてももちろんよく聞かれます。私がいつも答えるのは、「不動産投資での保険が一番最強」と答えます。
これはFPとしてお金に詳しいことはもちろん、私もいろんな保険を見てきて、実際に不動産が良いと感じて、実施しているのも理由の一つです。
不動産投資=保険??訳が分かりませんよね。どうして、この二つが交わってくるのか。
また、実際の保険会社と比べた時はどのような金額の差が出てくるのか?
これらについて解説していきます。
ちなみに、多くの保険会社の営業マンも知っているけど、あえて言わないらしいですね。
目次
不動産投資と保険はどう繋がるの?
不動産投資が保険に適しているのは、結論から言うと「団体信用保険」に絶対加入しなくてはいけないからです。強制的に入る保険です。まずはこの保険について理解する必要があります。
団体信用保険とは?
一言で言うと、契約者様に「万が一」があった場合、借入ローンが「0円」になるということです。仮に5,000万円の借入がある場合は、契約者様になにかあれば、5,000万円のローンが無くなり、残された家族にローンが無い家が残ります。
住宅ローンや不動産投資ローンなど大きな金額のローンが発生することでほぼ強制的についてきます。家を買うということで、数千万円以上する買い物になります。
仮に家の大黒柱であるあなたが数千万円のローンを組んでいたとします。万が一があった場合、金額が大きすぎて残された家族が払えません。銀行もそれを分かっています。
そのため、大きなローンを組んでいるみんなでカバーしていきましょう。として団体信用保険が生まれました。
適用条件はどんなの?
適用条件は、「死亡時」「高度障害状態」で、最近では「ガン」の場合も追加されました。
死亡した時や働けなくなった時、さらに日本人の2人に1人は発症する「ガン」の時も保険が適用されるようになりました。(がん保険付き団体信用保険加入時)
私が不動産投資を始めた時は、がん保険が無かったので、最近不動産投資を始める人が羨ましいです。
不動産投資は掛け金0円の保険に?
ここで質問します。
「毎月の掛け金0円の死亡保険(ガン)があったら、入りたいですか?」
あなたはどう思いますか?もちろん加入したいと答えるでしょう。私もそうです。
どこの保険会社さんに聞いても、「掛け金0円」なんていう保険は存在しないですよね?その通りです。しかし、これができるのが不動産投資になります。
不動産投資の仕組みについて理解
「掛け金0円」の保険について理解するために、まずは不動産投資のお金の流れについて理解する必要があります。
ここの図からは、家賃7万円が入って、ローンを7万円支払う。となっています。差額は0円ですよね?
どういうことかと言いますと、保険である団体信用保険は毎月返済のローンに含まれており、その金額は家を借りている入居者が払っているということです。
知らない人が保険料を払ってくれる保険になっています。
これが、物件価格や条件によって月々の収支は変わってきますが、失敗しない不動産投資の条件に合わせると
- 35年ローン⇨−10,000円~0円
- 45年ローン⇨0円~+8,000円
ぐらいが目安かな?と思います。条件によっては、月々お金をもらいながら保険に入れる場合も存在します。詳しい仕組みは下記の記事になります。

不動産と保険会社の死亡保険との比較
それでは、団体信用保険と通常の保険会社を比較していきます。今回は死亡保険が2,000万円受け取れる場合のシュミレーションです。
(そのため不動産投資の月々の収支も良くなります。)
契約期間 | 払込期間 | 月額負担額 | 備考 | |
定期保険 | 25歳 | 40年 | 約3,900円 | ※1 |
30歳 | 35年 | 約4,600円 | ||
35歳 | 30年 | 約5,700円 | ||
40歳 | 25年 | 約6,500円 | ||
終身保険 | 25歳 | 40年 | 約3万2000円 | ※2 |
30歳 | 35年 | 約3万7000円 | ||
35歳 | 30年 | 約4万5000円 | ||
40歳 | 25年 | 約5万6000円 | ||
マンション経営 | 35年 | 35年 | 0円 | ※3 |
マンション経営 | 45年 | 45年 | +5,000円 | ※3 |
※1:払込期間 2000万円の死亡保険が受け取り可能。払込期間終了後、給付されない。
※2:年齢に関係なく、2000万円の保障金が給付。
※3:約2000万円のローンが全て免除、家賃収入が毎月相続人の収入になる。
参考資料:オリックス生命保険
上記の結果になります。あきらかに不動産投資を行ったほうが、保険として優れていることが分かります。
不動産の団体信用保険効果が実際に発動したら
保険に関しては、「お金」という形で入ってきます。ですが、不動産に関しては、お金ではなく、数千万円の物件が手に入ります。
いきなり残された家族に数千万円の物件が残っても、家族は「どうすればいいの?」と不安になると思います。ここで、実際に団体信用保険が適用されたら、どうすれば良いのか?3パターンについて解説していきます。
そのまま保有し、家賃収入を得る
不動産を保有すると家賃収入が入ってきます。そのまま保有することによって、毎月家賃収入が入ってきます。
例えば、2000万円の都内の中古ワンルームマンションの物件平均家賃は7万円前後です。なので、毎月7万円の収入が入ってくることを意味します。
売却益を狙う
相続人が「私は不動産投資には向いていない」という人もいます。
もしくは、すぐに現金が欲しい方もいます。その場合は売却しましょう。
ローンがすでに0円なので、どれだけ安く売れてもプラスになります。東京の不動産であれば、それなりの値段で売ることができます。都内の場所が良い不動産売却なのでそれなりの金額で売却することができるでしょう。
実際にプロに相談しましょう
ただし、一番良いのは、専門家に相談するほうが良いです。お知り合いのファイナンシャルプランナーや不動産会社と協力して、自分は「そのまま保有」したほうが良いのか、「売却」したほうが良いのか話あうのが一番良いと思います。
まとめ
今回は不動産投資が保険代わりになることについてお伝えしました。纏めると
- 団体信用保険は、契約者様が万が一が起こるとローンが0円になる
- 保険によって、がんも適用される
- その保険料は他人(入居者)が払ってくれて、掛け金が「0円」である
- 遺族年金代わり、死亡保険代わり、どちらも柔軟に対応できる。
ということになります。私は個人的に不動産投資ができるのであれば、保険会社の保険は要らないと思っています。メインはこちらの不動産投資の保険で足りない部分を保険会社で補えばいいのではないかなと。
ただ、どこの不動産でも良いわけでは無く、リスクの低い不動産を選ぶ必要があります。

しっかりと、リスクを回避し、失敗しない不動産を選ぶと、不動産投資は最強の保険になってきます。
私の実際の投資先について、ご興味ある方がいましたらお伝えいたします。国内不動産、海外不動産、ヘッジファンド、暗号通貨など。zoomまたはお電話どちらかご希望をお伝えください。