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【FP解説】ドルコスト平均法のメリット・デメリットを理解

ドルコスト平均法をわかりやすく教えて欲しいです。

前回の講義において、このような質問を受けて、解説しました。ドルコスト平均法は長期的に運用する際に向いている手法です。多くの長期積立投資において実はこの方法が使われています。

そこで、今回の記事では、講義にて話したドルコスト平均法について解説していきます。なぜ長期投資に向いているのか?具体的な投資例について、そして注意点について話していきます。

これを理解することによって、長期的な運用をすると安定的で着実な資産形成ができます!

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法では、長期投資でよく使われる手法であり、価格が変動する金融商品を一定の金額で、定期的に購入します。

例えば、株を価格が高いときに買えば、少ない株数を買うことになり、株価が安いときに買うと、多くの株が購入できます。

一括で株を購入すると

実際にドルコスト平均法の具体例を問題形式で説明していこうと思います。まず一度下記の問題に答えてみてください。

問題:
あるファンドに一括で600万円を投資しました。10年後に全てのファンドを売却した場合、A~Dの中で一番運用効率が良かったのはどれでしょうか?

  • A⇨右肩上がりで3倍
  • B⇨乱高下しながら2倍
  • C⇨いったん下落し、元の価格に
  • D⇨下落して半分の価格に

答え:A

  • A⇨600万円×3=1800万円
  • B⇨600万円×2=1200万円
  • C⇨600万円×1=600万円
  • D⇨600万円×0.5=300万円

こちら、簡単に答えれたのでは無いでしょうか?単純に安くかって、高く売れたものが運用効率が一番良いと言えます。

ドルコスト平均法を利用すると

次に一括ではなく、ドルコスト平均方を使ってみたいと思います。株価の変動は先ほどと同じです。

問題:
あるファンドに毎月5万円を10年間積み立てしました。(合計600万円)10年後に全てのファンドを売却した場合、A~Dの中で一番運用効率が良かったのはどれでしょうか?

  • A⇨右肩上がりで3倍
  • B⇨乱高下しながら2倍
  • C⇨いったん下落し、元の価格に
  • D⇨下落して半分の価格に

答え:C:全ての銘柄に大きな利益が出たが、600万円の積立金額がそれぞれ

  • A⇨1000万円
  • B⇨1400万円
  • C⇨1700万円
  • D⇨950万円
Dの結果に注目してみても面白い!最終的に株価がマイナスでもプラスの利益に!

どうしてこのような結果が出たの?

では、ドルコスト平均法ではどうして上記のような結果が出たのでしょうか?

それは、「安い時にたくさん購入できている」からになります。最終的には、売却時に受け取れる金額は

売却株価×株数=利益

という計算式が成り立ちます。多くの人が売却時の株価に目が行きがちですが、保有株数も大きく影響がでます。

ドルコスト平均法の場合、株価が安い時に株数をたくさん購入できるので、仮に一旦株価が下がり、そのご株価が上昇した場合は一括購入時よりも利益が大きくなります。

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

ドルコスト平均法は長期の運用で見ると欠かせません。では、どうして欠かせないのか?そして、デメリットは何があるのか?を説明していきます。

メリット

少ない投資資金で始めることができる

初期投資で自己資金を何百万円も用意する必要はありません。自分の家計に応じた額で少しずつ投資ができます。「貯金は今はそんなにないけど、毎月10,000円くらいなら投資に回せるお金がある」という人であれば、この手法は向いています。

日々の価格に一喜一憂しない

毎月決まった額を購入するので、相場の動きを細かくチェックする必要がないため、大きく動いても一喜一憂する必要がありません。価格が高い時も、安い時も購入します。面白味がないかもしれませんが。

簡単に誰でも始めることができる

株の短期運用であれば、株の選定やタイミングを選ばくてはなりません。正直プロなみの知識と経験がないと勝つことは難しいでしょう。しかし、このドルコスト平均法は、いつ始めてもよく、毎月一定額積み立てるだけなので、初心者でも簡単に手を出すことができます。

投資をするのであれば、まずこのリスクが一番小さく、簡単に始めることができるドルコスト平均法を使うのがおすすめ!

デメリット

毎回の手数料がかかる

毎月、投資するので、投資する際の手数料がかかります。ドルコスト平均法であれば、投資の際の手数料が毎月発生します。長期間で実施するので、手数料はなるべく安いところにすると良いです。

短期投資には向かない

積立投資信託などでよく採用されるドルコスト平均法は、長い目で見て利益が出るようになっています。短期的な売買で利益を得たい人には向かない手法です。あくまでも長期投資のみに向いている手法になります。

上下の変動が小さい株価に対しては一括投資の方が有利

先ほどの問題のAの結果を見返して見ましょう。10年間で株価は600円から、1500円まで一度も株価が下がることなく、上昇しました。その時の最終運用結果は、(600万円の軍資金)

  • 一括投資⇨1,800万円
  • ドルコスト平均法⇨1,000万円

となっています。常に上がり続ける株価に対しては、一括投資の方が有利となってきます。

ドルコスト平均法は万能ではないことを理解して、始めよう!

実際に投資を始めて見ましょう!

今回はドルコスト平均法について記事を書いていきました。メリット・デメリットを理解した上で、自分に合っている手法であれば、取り入れましょう。多くの投資信託はこの方法で長期的に運用して利益を出しています。

メリット

  • 少ない投資資金で始めることができる
  • 日々の価格に一喜一憂しない
  • 簡単に誰でも始めることができる

デメリット

  • 毎回の手数料がかかる
  • 短期投資には向かない
  • 上下の変動が小さい株価に対しては一括投資の方が有利

ドルコスト平均法を使い、上手に資産形成をしていきましょう!

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