このような質問が来ました。現在、日本では老後2000万円問題などにより積立投資する人が増えてきました。なんとなく始める人も多いのでは無いでしょうか?
積立投資開始時に出てくる疑問が、「インデックス?アクティブ?どっちがいいの?そもそもこれって何?」という疑問でしょう。
そこで、今回はそれぞれの解説、初心者はどっちを選べばいいの?ということについて説明していきます。
目次
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、ベンチマーク(市場平均)と同じような運用を目指すファンドのことを言います。株式投資で例を挙げると、日本の日経平均株価や米国のS&P500などの株式指数に当たります。
メリット
コストが安い
投資をお任せするのですから、必ず信託報酬というコストが掛かります。積立投資なので運用期間も10年以上と考えている人も多いので、重要な項目になります。
インデックスファンドは、ベンチマークと同じ動きに投資をするので、コストが掛かりません。アクティブファンドは、投資商品の組み替えなども行う必要があるので、その分人件費等が掛かってきます。
(三菱アセット・ブレインズの調査 2017年8月時点)
・インデックスファンド:安い(平均0.61%)
・アクティブファンド :高い(平均1.57%)
商品の中身が分かりやすい
投資商品の中身が分かりやすくなっています。私は下記サイト等で中身を調べています。
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これにより、投資のイメージなどもつきやすくなります。
デメリット
短期で大きな利益は狙えない
短期間で一気に儲けようとは思わないでください。不可能に近いです。
ベンチマークとなる指数は、極端に変動することはほぼ有りません。基本的に緩やかな値動きとなり、長期で資産を着実に形成していく投資になります。
投資商品が少ない
インデックスファンドは指数に連動することを目指す投資なので、商品も指数の数だけに限られてきます。そのため、投資できる商品も少なくなります。
アクティブファンドとは?
アクティブファンドとは、積極的にリターンを求める投資になります。独自の銘柄選択や資産分散によって、指数(日経平均株価やS&P500など)よりも上回る運用をします。
ただ、「アクティブファンド」と聞くと、大きなリターンを取りにいくためにリスクを取った積極的な運用をしているとイメージされる方も多いかもしれません。アクティブという言葉は、「積極性」「活発」「能動的」の意味があり、これの意味は「運用の自由度の高さ」になります。
メリット
短期で利益を出すことができる可能性
アクティブファンドは、膨大なデータを元にいかに運用効率をあげるかを考えています。よって、ベンチマーク以上の結果が見込める可能性が高いです。
アクティブファンドのマネージャーは膨大な情報を元に高度な分析手法を用いて運用を行っており、上手くいけばベンチマーク以上のリターンも期待できます。
投資商品が豊富
世に出回っている投資信託の9割程度はアクティブファンドになります。投資の種類は代表例として、下記が挙げられるでしょう。
- グロース投資⇨将来的に見込める投資対象で運用
- バリュー投資⇨他の商品と比較して、割安なものに投資
- セクターファンド⇨特定の業種に投資
他にも種類はあり、自分自身で好きな手法を選ぶことが出来ます。
デメリット
コストがかかる
アクティブファンドは、ファンドマネージャー(専門家)による情報収集や調査、分析によってタイミングを見て、銘柄の入れ替えや売買を行います。そのため、人件費がかかり割高になってしまいます。
運用利益は安定ではない
毎年安定した利益は見込める訳でもなく、必ずしも収益に繋がるという訳では有りません。ファンドマネージャーの手腕にかかっており、運用商品によって、バラつきがあります。
大きなリターンを見込める一方で、損失が発生する可能性も高くなります。
初心者はどっちがオススメなの?
初心者は、「インデックスファンド」の方がオススメです。アクティブの場合はファンドマネージャーの手腕に掛かっています。そのため、ファンドマネージャーや投資商品の実績など様々なデータを集める必要があります。そして、負ける可能性も、もちろん有ります。
わざわざ高い手数料を払って、リターンは見込めるものの、初心者はリスクをとるべきでは無いです。
また、全体で見ると、インデックスファンドの方が、アクティブファンドよりも圧倒的に成果を上げています。
日本の大手評価会社のモーニングスターの調査によると(2015年)、国内株式クラスのアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は、1年で26%、3年で33%、5年で39%、10年でも32%になっており、20~30%台の勝率しかありません。
また、世界最大の指数提供会社であるS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの調査(2016年)によると、米国株式クラスのアクティブファンドのインデックスに対する勝率は、1年で15%、5年で8%、10年で15%、になっており、10〜15%の勝率しかありません(日本経済新聞2016年9月16日号記事より)。
日本、世界を見ても、アクティブファンドはインデックスファンドは勝てないとなっています。この一番の理由は「手数料が高い」と言われています。
まとめ
今回はインデックスファンドとアクティブファンドについて記事を書いていきました。それぞれメリット・デメリットが存在します。これらを理解して、自分にあった方で運用していきましょう。
インデックスファンドのポイント
- コストが安い
- 商品の中身が分かりやすい
- 短期間で大きな利益は狙えない
- 投資商品が少ない
アクティブファンドのポイント
- 短期間で利益を出せる
- 投資商品の種類が豊富
- コストが高い
- 安定した利益ではない
正しく、理解し投資を始めていきましょう!また、私の投資している、100万円のオススメ運用先も記載していますので、ご覧くださいませ。

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